サラリーマンの方は、海外FXの税金まわりについて気になりますよね。
個人事業主や投資1本だけでやっている人とは処理が異なるので、海外FXを始める前にこの記事の中でご紹介する税金のポイントをぜひチェックしてみてください。
海外FXの税区分は国内FXと異なる
海外と国内のサービスでは、同じFXでも利益の税区分が異なります。
国内FXは「申告分離課税」に分類され、利益の金額に関係なく税率は一律20%です。
もしも損失が出た時は3年間損失繰越ができ、節税にも繋がります。
一方、海外FXは総合課税です。仮想通貨やアフィリエイトなどと同じく「雑所得」として分類されるため利益額によって税率も変わる累進課税方式です。
また、仮に損失が出ても翌年に計上することはできません。この点は後程詳しくご説明いたしますね。
海外FXで利益を得た時の注意点
サラリーマンの方が海外FXで利益を出した時に注意しておきたい大事なポイントを2つ項目ごとに解説いたします。
損失繰越はできない
先ほども軽く触れましたが、実は海外FXで損失が出てしまったとしても翌年以降に繰り越しはできません。
「損失なら繰り越さなくていいんじゃないの?」と思う方もいますが、税制における損失繰越は節税対策にもなるのです。
損失が出た年の翌年に計上することで利益額から差し引いて、税金がかかる金額を減らせるのが損失繰越で、海外FXで得た利益・損失は両方1年サイクルで計算されます。
FXのボーナスは所得に含まれない
海外FXには、口座解説や入金時にボーナスがもらえます。
このボーナスには、キャッシュバックして出金できるものとそうでないものの2種類があります。
証拠金として取引に使えても、出金できないボーナスであれば所得に含まれないので確定申告で記載しなくてOK。
利用しているFXサービスにもよりますが、大体取引画面の上部のツールボックスに記載されています。残高は出金できるので課税対象となるお金、クレジットは出金できないので対象外です。
まとめ:サラリーマン必読!海外FXの税金まわりについて知っておこう!
記事中でもご紹介したように、海外FXの税金まわりは国内FXとはまた違った特徴があります。
税率は利益額に応じて変化し、損失繰越はできない点がデメリットとして感じるかもしれません。
しかし、取引に使える豪華なボーナスは課税対象とならないものもある等海外FXにしかない税金のメリットも存在しています。
サラリーマンの方は本記事でご紹介した税金の基礎知識を抑えて、ルールに則って適切にFX取引を行いましょう。