海外FXは国内FX業者と色々な面が異なります。
同じFXトレードであっても、特徴が違うので実際にトレードを始める前に違いを知っておくとよいでしょう。
この記事の中では、国内FXと海外FXの違いやよくある勘違いについて解説したいと思います。
国内FXと海外FXの違いを徹底的に比較!
まずは国内FXと海外FXの違いについて、項目に分けて詳しく比較していきましょう。
取引方法やレバレッジが異なる
最も分かりやすい違いとしては、
・取引方法
・レバレッジ
・取引ツール
・追証なし
・ゼロカット
などトレードに関係する機能や制度の違いがあります。
まず取引方法についてですが、国内FXに多いのはDD(ディーリングデスク)方式です。
DD方式はトレーダーと市場の間にディーラーが存在するというもの。
レートや状況によってトレーダーとディーラーの目的が異なる点が問題視されていますが、海外FXよりもスプレッドが低いというメリットもあります。
対するNDD(ノーディーリングデスク)方式では、ディーラーが存在しません。
そのためより透明性の高い取引が可能となり、約定拒否・寝滑りなどのトラブルが起きにくいので経験豊富なトレーダーからは人気が高いです。
キャンペーンやボーナスの有無
キャンペーンやボーナスも国内と海外の業者で差があります。
もちろん国内業者でもサービスは存在していますが、海外FX業者ではより充実したボーナス制度が普及しています。
口座開設や入金時だけでなく、業者によってさまざまな条件下で付与されるなどトレーダーにとってはとてもありがたいサービスが充実しています。
利益の税区分が異なる
FX取引によってえられた利益の税区分も国内と海外では異なります。
国内FXの利益は申告分離課税で、所得金額にかかわらず税率は一律で20%ほど。
対する海外FXでは累進課税対象となるので、利益の金額によって税率が変動してしまいます。
税制面を考えると国内の業者の方が便利ですが、海外FXを利用している方も経費計上することで対策は行えます。
海外FXによくある勘違い
海外FXにまつわる噂として、
・日本語では利用できない
・金融庁の許可を得ていないから危険
などがよく取り上げられます。
しかし、大手のFX業者は日本語対応しているところも多く問合せにも日本語で返答してくれる業者も増えてきています。
金融庁は基本的に海外の業者には厳しいですが、日本の金融庁でなくても外国のライセンスを得ている業者も多いです。
もちろん国によって審査の基準は異なりますが、日本よりも審査が厳しいところもありますので金融庁の認可を受けていないから危険というのは乱暴な理論と言えるでしょう。
まとめ:国内FXと海外FXはどう違うの?
今回ご紹介したように、国内FXと海外のFXには仕組みや税制面などあらゆる違いがあります。
どちらがいい、どちらは悪いというのは一概には言えません。
例えば、仕組みやキャンペーンなどは海外FXの方が充実していますが、税制面や信託保全は国内の業者の方が整備されています。
自分の目的に応じて使い分けたり、組み合わせてもいいかもしれませんね。